ヘモグロビンが良ければ目は大丈夫? (
)白内障などで手術予定の患者さんについて、数年前から気になっていることがいくつかあります。その第一は、術前検査で初めて糖尿病と診断される患者さんが、ときどき目に付くことです。
手術前には、今まで罹った病気の聞き取りを必ず行います。ほとんどは糖尿病があるか否かがこれで分かります。しかし、糖尿病を自覚せず、全く治療を受けていない患者さんがいるのです。本人の言い分としては、健康で医者にかかったことがない、数年前の糖尿病検査では正常だった、など理由は様々です。これらの患者さんに血液検査を行うと驚く程の高血糖を示し、尿にも多量の糖が検出されます。そうなると手術は延期になってしまいます。このように手術前検査でたまたま発見される「黙して語らぬ糖尿病」が多いのが大きな問題です。少なくとも年に1~2回は血液や尿の検査を受けたいものです。
