漢字で遊んでみれば…
前号(5月13日付)で大きな間違いが2つあった。1つは題字下の次回発行日が臨時休刊予定にあるにもかかわらず「5月20日号」になっていたこと。お待ちいただいた方、どうもごめんなさい。
もう1つ、「桜の花の塩漬け」の欄。「犾」だの「猤」だの…。読者からの「なんと読むんですか?」との問い合わせに、「スミマセン。私も読めません」と汗顔、赤面。実は①②③…をコンピューター上で表すための記号がこの難しい漢字。それが印刷され、ご迷惑をかけてしまいました。
と、平身低頭する散歩人の頭の片隅をよぎったのは、昔流行(はや)った「明日という字は明るい日と書くのね~」(「悲しみは駆け足でやってくる」/アン真理子)というメロディー。あの歌で初めて、ああ漢字は面白いな、と思ったのだった。「日」と「月」の両方の明るさを集め、いつ頃からなのだろうか、「明るい日」を「あした」と読ませた希望を信じる心が美しい。
そんな漢字遊びを始めてみると、けっこう楽しい。葉っぱが漂うような虫は「蝶」だし、七色に輝く玉虫の「江」(大河のこと)は「虹」。痛む体を楽にする「薬」(薬草)。草が化けると「花」。木が古くなると「枯」れてしまう。日本で作られた国字だが、山道を上がって下がるところが「峠」というのはきれいだ。
部首が木偏だと木に関係する字、サンズイだと「涙」など水の漢字、「肉」偏にしたニクヅキ「月」が付いた腰などは体の漢字。襟(えり)とか袖(そで)とか、衣偏(ころもへん)が付けば衣類の字になる。子供が小学生に入った頃そんなことを教えたら、ずいぶん喜んで漢字と遊んでいた。
さて、注目の漢字は女偏文字。女性はものの始まりで神様のよう。妙娘嫋媛妖姫婦媚妻嫉妬嫁娶嬶姑姥婆…威…嫌(ではない)。