2005年07月15日号

食品の栄養


アデル・デービス女史という栄養学者が書いた「レッツ・ゲット・ウェル=健康への道=」(日本ウエルネス協会刊)という本に出会った時の驚きはいまだに忘れられない。なにしろ、ほとんどの病気が栄養素の補給のあり方で治っていくというのである。しかも、その具体的な処方がきめ細かく明記されている。


   例えば、「ビタミンEで瘢痕(はんこん)を防ぐ」とある。バスにひかれて全身が膿だらけの傷に覆われた少年、ひどい火傷の大人や子供に「どの人にもビタミンEを平均して600単位/日を投与し、また、多くの場合ビタミンE軟膏を傷害した患部にたっぷり塗布」した例を挙げ、いずれの場合も急速に治癒して、引きつるような醜い瘢痕はできていなかった臨床例や、赤い下まぶたの内側が外にめくれ上がり、目からあごまで醜く引きつれた女性が、ビタミンEと適切な食事を取り続け、わずか1ヵ月以内に瘢痕が治った。という治療報告などを行っている。


   例えばこういう風に、さまざまな病気についての栄養療法がまとめられているが、気になるのはもう一つ、精製加工食品を排除して自然食品を必ず食生活の原点にすることを強く訴えていることだ。加工の途中で肝心な栄養素群が失なわれるためで、数多い現代病に原因になっていると指摘する。


   今、われわれはどちらかと言えば添加物などへの関心が強い。しかし一方で、普段食べている食品に本来の栄養があるのか…それが病気の原因になるとしたら。「野菜でも栽培法がずいぶん変わっている。本来言われている栄養が本当にあるのか、実は疑問なんです」という専門家もいる。どうも、食品の栄養を細かく調べる必要に迫られているようなのだ。


ジャムウ ソープ

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