2005年07月01日号

おにぎりライフ


おにぎりが好きで、事あるごとにつくってきた。ところが週刊まんまる新聞を始めてからは、「おにぎりライフ」(?)を楽しむ時間がほとんどなくなって、ちょっと辛い。ちょうど良い気候になっているのだが、時間的にも心理的にもアセアセと余裕の無い生活を送っているから、心も栄養失調気味だ。


   そんな折、自分で食事の支度をしなければならない時があった。よし、握り飯でも、と思って炊飯ジャーを開けたら、冷ごはん…。だが、そこで思い出した事があった。冷や飯を鍋に移す。上からたっぷり水を注ぐ。一方で、キュウリを薄切りにする。シソの葉をせん切りにする。鍋にたっぷり水を入れ、キュウリとシソを入れる。氷と生みそをいれ、程よい味までかき混ぜる。で…この「冷汁」と、「湯漬け」ならぬ水づけの、あっという間の昼飯の出来上がり。これが、東北で育った散歩人の夏の味なのである。


   夏の盛り、大人たちは山仕事に行くのに、飯盒(はんごう)に飯とキュウリとシソと、そしてみそを入れて行った。飯盒の蓋に山の冷たい湧き水でみそをとき、冷汁を作って昼飯にする。あとは、キュウリがあれば、その種を取ってみそをぬって…何でもみそである。思えば、学校から帰ったときのおやつは、大きな味噌のおにぎりだった。夏はそれにナスの一本漬けがあれば言うことがない。


   焼いた塩鮭の残りをほぐして鰹節と白ゴマと醤油とをあえて入れるのが好きだし、筋子もいいし、タラコは焼いたのも、生もいいし、明太子もいいし、みんなで海苔とごはんと、具と漬物を用意して、好きに握って食べるおにぎりパーティーはずいぶん楽しい。散歩人の場合は、そこに味噌が加わるのである。


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