No.141
細胞賦活用薬として認可されている医薬品「ルミンA」の抗癌作用について何回か触れてきた。それらは多くの医学・薬学研究者による、感光色素(クリプトシアニンO.A.)を成分とする「ルミンA」の、精神的疾病まで含めて、ほとんどすべての疾患を治すという不思議な「夢の薬品」に魅了されて積み上げられた膨大な研究成果でもある。
戦後、京都大学病理学教室を中心とする基礎臨床研究(抗癌剤の副作用の防止効果なども早くから報告されていた)から発展し、薬学博士の中川美氏、同氏と共にルミンとマクロファージの活性化のメカニズムを解明したハネーマン大学医学部教授の山本信人氏(現アルパートアインシュタイン研究所長)、慈恵医大の本間定医学博士、川崎医科大学の木本哲夫名誉教授(故人)、川崎医療短期大学の三戸恵一郎助教授(現東亜大学大学院教授)ほかの研究は、ルミンによる抗癌作用を次々に明らかにした。
中川美典博士はその著書「自然治癒力の不思議」(メディア総合研究所刊)の中で――(ルミンを注入して治癒力を高めれば、宿主のガン攻撃力が高まり)ガンの転移抑制、封じ込めが起こってきます。活性化マクロファージによって、宿主のリンパ球の活性化、ガンへの攻撃、ガン細胞の自死、破壊された組織の修復促進、ガン細胞や周囲の体細胞の正しい遺伝子の発現が起こりやすくなるためでしょう――と、ルミンの効果を、長年の研究結果として解き明かしている。