2006年05月12日号

今年もアレルギーの季節が来た


今年は、暖かくなったと思ったら次の日には雪が降って冬に逆戻り、といったなんだかおかしな初春で始まりましたが、ようやく暖かくなってきましたね。


   最近になり外来を訪れる患者さんには、例年のごとくアレルギーで悩まされている方が圧倒的に多くなりました。


   そもそも個々の身体には、外からの細菌やウイルスによる攻撃に対して自己防衛するための「免疫」という防御システムを持っています。これは血液に含まれる「抗体」と言われるタンパク質や白血球などが協調してばい菌からの感染を防ぐシステムのことです。この防御システムが過剰に反応して、その結果身体にかえって不利益な反応を引き起こすものが「アレルギー」です。


   目についてみると、アレルギー反応は、眼球はもちろん、「まぶた」や眼球周囲の組織すべてに起こります。しかし、もっとも多いのはアレルギー結膜炎です。結膜は眼球の白目の表面とまぶたを裏打ちしている薄い膜ですが、睡眠時以外はほとんどまぶたが開いているため、空気中に浮遊している微細な異物が飛入しやすい状態になっています。飛入した異物は涙に溶けて「目やに」になったり、「まばたき」により直接外に排出されてしまいます。しかし、異物の中には、結膜に飛入したのをきっかけとして身体に「抗体」を作り出す反応を誘発する物質(これを抗原といいます)が含まれることがあります。この抗原-抗体によるアレルギー反応が、アレルギー結膜炎と呼ばれるものです。


   アレルギー結膜炎にはいろいろなものがありますが、これからの季節で特に悩まされるのが「花粉症」です。北海道では、一番早く現れる花粉としては良質の炭が出来るというハンノキで、3月頃より花粉が飛散するということですが、2月の中旬ころにはハンノキ花粉症と思われる患者さんが来院されます。これからは白樺による花粉症が最も盛んになる季節を迎えます。今年も札幌近郊では昔なじみの馬糞風に乗って白樺の花粉も多数飛散することでしょう。特にゴルフ、ドライブなどで郊外に出かける方は、どうぞ花粉症対策をお忘れなく!


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