2006年05月26日号

四国八十八ヶ所巡り


Iさんは、数年前から高血圧症の治療のために通院している。長年勤務した職場のリタイアを契機に今年3月から4月にかけて四国八十八ヶ所巡りを実行したそうだ。以前から「退職したらお遍路さんをして、長年の罪滅ぼし?をする」と言っていたIさん。出陣する前に「薬を持たずに行ったら大変だから」と…普段はあまり模範的患者さんとは言えない彼なのだが、妙に神妙な顔で受診した。


   昨日、2ヶ月ぶりに受診したIさんから四国のお土産を頂いた。出発する前から約束していた現地で調達したお遍路さんの案内書である。「私は、先生のお遍路さんの教師になる」と宣言していたIさんからのお土産…大切にバッグに入れて家に持ち帰った。私が将来的に計画しているお遍路紀行には「絶対反対」の意思表示をしている妻だが、Iさんから頂いた図解入りの案内書を見て「これは楽しそう」だと。


   白い木綿の衣に白の手甲、鈴の音をならしながら哀調秘めるご詠歌をささげて四国路をたどる遍路の風習は、今から1200年前から伝わっているそうだ。弘法大師が四国を巡ったときに訪れた八十八ヶ寺を巡拝することにより八十八の煩悩を除き、八十八の功徳を積むことができると伝えられている。全行程1450キロ、大自然の中で生かされている自分自身を見つめ直す修行の旅だそうだ。


   今から30年程前に広島で開催された消化器病学会への出席の際に四国巡りをしたことがある。神戸から関西汽船の船に乗って四国に上陸した。高松市を拠点にして瀬戸内海沿いの名所・旧跡を訪ね、四国の中心を縦断して高知市へ。今度は足摺岬から西回りで松山市に抜けてから高速のホバークラフト船で広島市へ。当時はお遍路さんのことなど頭の片隅にもなく何とも慌しい旅であったが、いまこうしてIさんから頂いた案内書を手にしてみると、改めて八十八ヶ所巡りを実現してみたくなった。


キャノン フルハイビジョンビデオカメラIVIS HF11

トラックバックURL:

« 危険と不信と… | TOP | 涙液減少症(ドライアイ) »

[PR]SEO対策済みテンプレート