2006年07月14日号

北4条マロニエ通り


私の居住するマンションの北側に隣接する北4条通りは通称「マロニエ通り」と呼ばれている。6月初旬に道路の両側の並木がいっせいに赤く色づく。道路は散った花弁で赤い絨毯を敷き詰めたようになり、天気の良い日には花見客まで訪れることもある。マロニエの花は白い花弁と薄いピンク色の花弁が定番だが、ここのマロニエは何故か赤い。


   自宅から見下ろすと、所々に白い花のマロニエもある。根元に行って観察すると、同じ幹から赤と白の花が咲いている枝が出ている木もあり、枝振りからすると白い花のマロニエに赤い花のマロニエを接木した様相だ。現在のマンションに暮らしてから約10年になるが、毎年の観察では年々白い花が優勢になる傾向がある。赤い花を咲かせている若木もあるが、放置すると普通の白い花のマロニエ並木になってしまいそうだ。


   カミュの小説に出てくるマロニエの記述から西欧風の街路樹という印象が強い。あるとき婦長から「マロニエとトチノキとの違いは?」と質問されて答えに窮した。調べてみると、マロニエはセイヨウトチノキとも言われ、トチノキの親戚だが葉はやや小型なのだそうだ。バルカン地方が原産、西暦1600年ころにコンスタンチノープルからフランスに持ち帰られて栽培されるようになったそうだ。トルコ人が実を馬に食べさせていたことからHorse Chestnut Tree「馬の栗の木」という別名もある。


   赤い花のマロニエはここだけのものと思っていたが、厚別区の国道274号線に面した青葉町にある住宅の前庭に見つけた。確認はしていないが、婦長の話では札幌医大のそばにもあるとの情報。薬用植物図鑑によると、樹皮には循環器系の疾患を治す作用があり、果肉は石鹸成分となり、実の粉末は肌に輝きをもたらす効果があるとされている。今年、可能ならば赤いマロニエの実を採取して育苗してみようと思っている。


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