2006年07月28日号

加齢黄斑変性症②原因とその対策


最近急激に増加している加齢黄斑変性症。人生の後半を迎えたヒトの目にある日突然高度の視力障害が出現し、普段の生活を営むことに重大な支障を来す目の病気です。片眼のみならまだしも両眼に起こると新聞やテレビを観るという楽しみを奪われるだけでなく、歩行をはじめとする日常行動すらも不自由になるため辛い日々を余儀なくされます。


   脈絡膜新生血管という異常な血管が脈絡膜から黄斑部網膜に進入し、そこで出血や浮腫を起こし視力を障害します。初期の症状は軽度ですが、末期になると視力は0・1以下にまで低下し、見ようとする中心の視野が抜け落ちて暗点を生じるのが大きな特徴です。


   脈絡膜新生血管がなぜ黄斑部という、ものを見るのに最も重要な場所に出来るかについてはまだ分かっていません。つまり原因不明ということですが、いくつかの要因が重なり合って発症すると考えられています。その第一の重要因子は年齢です。黄斑部の光を感じる視細胞は、覚醒時には活発に活動し、膨大な老廃物を排出します。加齢により血液循環が悪くなると、視細胞を下支えしている網膜色素上皮という細胞の機能低下が起こり黄斑部に老廃物が蓄積されることになります。この老廃物が異常な血管(脈絡膜新生血管)を発生させる引き金になるのです。加齢黄斑変性の急激な発生率の増加をみると、最近の長寿化と密接な関係があるように思えます。


   しかし、これだけではありません。第2の因子は喫煙で、これを続けると危険性が飛躍的に高まるそうです。喫煙は成人病の元凶であることは誰しもが認めるところ。たばこの値上げを機会に禁煙すれば、加齢黄斑変性の予防にもなります。また、濃緑黄葉菜の摂取不足も一因です。これを補うためにはホウレンソウを週に5皿摂る必要があると言いますが、これを実行できるか甚だ疑問ですね。チップスやクラッカーなど加工植物油を使用した食品は良くないそうです。食品に関しては、要は野菜を含むバランスのとれた食事が最良の予防になると言うことでしょうか。


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