2006年08月11日号

加齢黄斑変性症③前兆を見逃さない


目の病気の中には、たとえば網膜中心動脈閉塞症といって何の前触れもなく、突然発症して失明してしまう怖いものもありますが、ほとんどはその前兆として、今までにはなかった何らかの異常な前触れが現れます。ただそのような症状が出ても、気がつかなかったり、気にはなっていたけれども検査を受けるのを躊躇していたり、放置していて病気の発見や適切な治療の機会を失ってしまうことが少なくないのです。


   加齢黄斑変性症は50才以降の病気ですが、4人に1人は両目の中心部が見えなくなり、その結果不自由な生活を強いられます。しかし、この病気にも前兆としていくつかの異常な自覚症状が現れます。もしもこの時期を見逃さずに精密検査を受け、適切な治療を行えば、最悪の事態を避けられる可能性が高くなります。


   その前兆とは、眼底に異常が生ずると速やかに起こる視力低下、視野の中心またはその近くに現れる暗点、中心部が歪んで見える変視症という3大症状です。視力低下は、結膜炎やものもらい、白内障などほとんどの眼病にもみられる症状なので、これだけでは加齢黄斑変性の初期と言うわけにはいきません。そこで中心暗点です。急に中心が真っ黒に抜ける暗点は視神経の病気に特徴的です。しかし、急激に薄暗く感ずる暗点を高齢者が自覚したら、まず加齢黄斑変性を疑います。黄斑部に浮腫や出血などが生じた可能性が高いからです。


    最後の変視症は網膜に皺が寄った時に出来る症状ですが、凸凹のフィルムに映像を写すと像が歪むのと同様、ものが歪んで見える症状です。この検査法は、白内障で視力低下や視野に霞みがあっても自覚し易い鋭敏な方法で、自分で簡単に調べることが出来ます。方眼紙に縦横5mm幅の直線を20本程度引き、その中心に少し大きめの黒点を付けます。片目でその黒点を見つめた状態で、周りの線に歪みがないか、暗い部分がないか、などをチェックする方法です。可能な限り週に1回程度自分で検査を行い、視力低下、中心暗点、変視症の3つを同時に自覚するようなら直ちに眼科で精密検査を受けて下さい。


水素水

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