2006年08月25日号

アケビコノハ蝶


クリニックの看板に設置したラティスにからまるようにアケビが植えてある。3年前に実の付いた鉢植えのものを婦長の妹さんから頂いたものだ。昨年も今年も春に花らしいものが沢山咲くのだが、実は付かない。7月末のある日、鉢植えの植物に水を遣っていてアケビの葉に5センチほどの大きな毛虫?がいるのに気づいた。毛虫と違って毛は生えていないが、青虫と言うにはその色調も異なり姿かたちが仰々しい。良く見ると、大きさや色調は異なるものの、姿が同じ数匹の虫を見つけた。


   毛虫や青虫の類は害虫と決め付けているので、大きな黒い青虫(?)を2匹、アケビの葉から取って副道の草むらに放した。婦長の主張では「これはクロアゲハかキアゲハの幼虫」とのことで、実も付けないアケビだから「アゲハの成長に期待しよう」と決断して残りの幼虫はそのままにしておくことにした。定期往診の日、北広島市にある往診先の隣家にある立派なアケビの木を見ると…いるいる。同じ姿かたちで大きさや色調の異なる幼虫。


   往診から帰ってから「この幼虫の親は何なのか?」が問題となった。インターネットで「アケビ」と「アゲハチョウ」をキーワードに検索をしたところ、いくつかのホームページがヒットした。数ヶ所開いて読んでみたが、記述の中で興味を引いたのは「アケビコノハ蝶」というアケビの葉を好んで食べる夜行性蝶=蛾?の幼虫がいることだ。成虫の翅はまるで枯れた「木の葉」そのもの…幼虫の姿かたちは今いるものと一緒だ。


   この幼虫が、普通のアゲハチョウなのかアケビコノハ蝶なのかを特定する器量が私にはない。インターネットの記述を見ても、アケビコノハ蝶やその幼虫の写真にも様々なものがあり、昆虫の世界での地域差や個体差が著しいことがわかる。でも、翅が枯れ葉にそっくりな蝶が私の前に突然に出現することを、期待している自分に気がついてドッキリ…!


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