2006年09月22日号

No.72


日が暮れるのが早くなった。1日24時間は変らないのに、なんだか心がせかされる。それは私の性格から来ているのかも知れない。パウロレターの原稿を漸く書き上げて、週末の連休を“心の回診”の原稿書きで苦しんでいる。書けない時はどうやっても書けない。だって私は作家ではないのだから…と開き直っても誰も宿題を助けてはくれない。


   相田みつをさんが、独得の筆文字で「気が小さくて臆病で、人の言う事気になって、3日もねむれない事もある。みつを」と書いている。相田氏は師である武井哲応老師に「気が小さくて神経質なのは、坐禅をやれば直るものでしょうか?」と質問した所、「直らない」とずばり言われたそうだ。老師の答は「気の小さい者は小さいままでいい。世の中には色々な人がいるからいいのだ。みんな一色になったら大変だ」成る程…と深く納得した。私の追い込まれないと腰を上げない性分も直らないのだ。いや直さなくていいのだ。苦しみながら責任を果たして行けばよいのだ…と答が出て来た。世の中、どこを見ても優等生ばかりじゃ面白くない。私のようにギリギリの所で滑り込みセーフできれば、それも1つの生き方だと思った。


   平成22年末で介護療養病床廃止…経営の屋台骨を根底から揺さぶるような大きな地震が襲って来たのが4月だった。あれから5ヶ月、医療雑誌、新聞には胸が痛くなるような活字が目に飛び込んで来る。「既に始まった大移動…」「どれを選んでも茨(いばら)の道…」etc。


   そう言えば、イエス様も茨の冠をかぶせられて人間の罪を背負い十字架の刑に処せられた。どんな茨の道であっても、患者さんのために私も頑張ろう。

   夜遅く宅急便が届いた。患者さんの家族、Yさんの畑で穫れたとうきび、南瓜、馬鈴薯。太陽の7つの光を浴びたYさん自慢のとうきびは、甘くて私の心を丸くしてくれた。


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