2006年10月06日号

10月8日は「入れ歯の日」


10月8日は入れ歯の日です。どんなに年をとっても食べる楽しみを持っている限り幸せを味わうことができます。入れ歯はそんな幸せを運ぶ手助けをするキューピット(にしてはあまり可愛くないですが)のようなものです。今回は総入れ歯について述べましょう。

   80歳で20本以上の歯があるグループの方は健康度が非常に高いという研究結果が出ているのは当然のことのようですが、次に健康度の高いのは、意外なことに歯が1本もない総入れ歯のグループの人達だということです。自分の歯が20本以下で総入れ歯になっていないグループの人達は重症の歯周病にむし歯が併発している場合が多く健康度が相対的に低いことが分かっております。


   よく、歯が1本も無くなってしまったといって悲しむ患者さんがおられますが、そんなに悲観したものではありません。総入れ歯にはいろいろ良いところがあるのです。


   まず、歯並びがきれいにみえます。歯周炎がないので歯が原因の口臭も気にしないで済みます。又、総入れ歯はとても手入れが楽です。将来からだが弱ったときのことを考えても、歯の痛みや歯茎の腫れを心配しなくてすみます。もちろん、老若男女の区別なく、容貌も特に大事な要素です。入れ歯1つで顔の感じが変わります。総入れ歯を作るときには決して遠慮せずに歯科医師に希望をはっきり伝えましょう。そしてまた、痛いのをがまんして使い続けると、顎の骨が吸収して、ますます安定が悪い入れ歯しか作れなくなってしまいます。半年に1度は噛み合わせや適合をチェックしてもらいましょう。
〈森林公園歯科医院・原田江里子先生〉

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