2006年11月10日号

「にこにこ新聞」


スタッフの昼食の買出しに、おにぎりやさんに立ち寄ったら、カウンターのおばさんに(おねえさんとすべきか…)「あ、にこにこ新聞さんですね」。同僚のおばさんがすぐに「アレ、まんまる新聞さんですよ。失礼だわよねぇ」とフォローしたが、思わずみんなで笑ってしまった。いつもニコニコのまんまる新聞…そんなイメージに「まんまる新聞」が受け止められ、可愛がってもらったら、こんなにうれしいことはない。この言い間違いが、散歩人にとっては本当に光栄に思えて、その日一日心がはずむ気分だった。


   いつの間にか秋が深まって、枯葉が道をおおうようになった。山々の紅葉はもう盛りを過ぎたが、町場の公園や街路樹や家々の木々は、まだモミジやイチョウをはじめとして名も知らぬ木々の赤や黄が美しい。ほんの目の先に、時に心を奪われるようなあでやかな一本の木に出会えることもある街角の紅葉は、それはそれで風情があって、楽しい。


   道端の名も無い花や、住宅街のほんの少しの空き地に生える木の紅葉が、なぜか心を支えて、一日一日を過ごす気持ちに栄養をもらっているような気がする。まんまる新聞もほんの少し日々を過ごす栄養になる、「にこにこ新聞」にならなければ…と思う。おばさん、ありがとう。

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