2007年01月01日号

年末年始、暴飲暴食からの逃避法


年末年始、何かと宴会などが多くなる。つい飲み過ぎたり食べ過ぎたり、胃腸には厳しい時節である。「医者ともあろうものが」と言われそうだが、若い頃は週に4・5回もの忘年会や新年会で帰宅は午前様。当然のことながら翌日の午前中は???の結果になる。40歳台半ば頃までは体力にまかせて何とか乗り切っていたが…もはや還暦の日程が話題に上る現在…ほとんど不可能である。

   年末年始のリスクは大人ばかりでない。お爺ちゃんお婆ちゃんのところへ帰省したり、逆に来客が多くなったりと、子供たちも病気・事故のリスクに晒されがちだ。まして、今年は何故かロタとかノロといったウイルスが猛威を奮って、感染性胃腸炎の患者さんが多い。私のクリニックでは小児の患者さんを診ることがないのだが、子供さんが家に持込み、家族内で感染が拡大した感染性胃腸炎と思われる患者さんが多い。

   ウイルス性胃腸炎は原因がウイルスなので、完全とは言えないものの、吐寫物扱いの注意とか手洗い励行で予防することは、ある程度可能だ。だが、宴会続きの不摂生には、唯一「自覚」だけが頼りである。適量のアルコールは健康増進法の秘訣だが、過度の飲酒、過剰なカロリー摂取は肥満の原因となり、やがては免疫機能低下を引き起こす。高血圧症、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の発症や悪化、果ては発ガンといった事態を招くことだってある。

   そのようなことが分かっていても、つい、場の雰囲気で暴飲暴食に走るのが人間だ。私は40歳台半ばに北見市に単身赴任、午後8時に布団に入って午前4時には起床という生活パターンになった。宴会に出席しても終わりに近くなると無性に眠たくなる。2次会に出席するどころではないのだ。おかげで深酒をすることがなくなり、翌朝の起床は快適である。私の場合、宴会などでの暴飲暴食からの逃避法は、普段からの生活パターンにある。

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