2007年03月09日号

細胞から病気を治す医薬品の話No.150


細胞賦活用薬として認可されている医薬品「ルミンA」の、ぜひとも注目してもらいたい薬理に、アトピー性皮膚炎やゼンソク、花粉症なども含む鼻炎、湿疹やあるいは自己免疫疾患の代表的なものであるリウマチなど、「アレルギー疾患」への効果がある。


   例えば、アトピーに関しての「ルミン」の臨床成果については早くから症状が“劇的に改善される”という報告はあった。しかし、その抗アレルギー作用がようやく証明されたのは、分子生物学の発達を待って、1980年代に入ってからだった。まず、山本格博士らの研究により「ルミン」が主要免疫細胞の1つである「T細胞」を活性化し、免疫調節作用を上げることでアレルギー炎症が鎮(しず)まる――という流れを解明。そして、1990年には中山美典薬学博士らが、免疫機能の主役を担う細胞であるマクロファージの活性化作用を薬理解明し、T細胞活性化理論を裏づけた。

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