若い人でも前立腺の病気が…
「おしっこの出方がおかしい」という症状には、まず尿の回数が多い・漏れてしまうなど蓄尿に関する症状。尿線に勢いがない・途切れてしまうなどといった排尿の症状。そして切れが悪い・残尿感など排尿後の症状があります。さらに下腹部の痛みなどが多く聞かれる皆さんの悩みです。
こうした症状の原因として、男性では前立腺の病気が多く認められます。
前立腺は膀胱から出てすぐの所で尿道周囲をリング状に取りまいている組織で、栗の実に似た大きさと形をしています。性機能と関係する臓器で精液の一部である前立腺液が作られています。
前立腺は一般的に熟年期になると徐々に大きくなり尿道を圧迫し、力を入れないとおしっこが出ない、夜間に何度もトイレに行くなどの症状を起こします。これが皆さんもご存知の前立腺肥大症です。
一方、骨盤内のうっ血による前立腺炎の場合には、抗菌剤の内服で多くの方で症状は改善します。しかし明らかな細菌感染を伴わない場合には原因となる要素が数多くあり、様々な治療を行うこともあります。いずれにせよ、体力の消耗時(ストレス、不眠、過度の飲酒)や長期間座っている方(長距離ドライバーや事務系の仕事の人)がかかりやすいとも言われています。
前立腺炎は症状がえも言われない不快なもので、必ずしも治療でスッキリと消失しない場合もありますが、悪性の病気ではないので気になる症状をお持ちの方は泌尿器科専門医の受診をおすすめします。
泌尿器科さいとうクリニック 齋藤文志郎院長
さいとうクリニック/江別市緑町西1丁目 【TEL】382―3136