2007年04月06日号

赤ちゃんの涙目


赤ちゃんで涙が出るという症状があれば、何を考えるでしょうか?急性のものであれば、ごみや指が入ったことによる角膜の傷、慢性的なものであれば、内反(まつげが黒目に当たっている状態)や特殊なものとしては先天緑内障がありますが、左右差があり、目やにも伴う場合は、先天性鼻涙菅閉塞症を疑います。


   鼻涙菅というのは、目頭の上下に涙点という穴があり、そこから鼻の奥の方に通じる管のことです。目の表面を潤した涙が流れて降りていくところですが、そこに膜が張っていて、涙がたまっていてばい菌が増えると目やにや膿がでることがあります。


   治療は、そこに針金のようなもの(プジー)を通して膜を破るだけでよいのですが、赤ちゃんなので当然いやがります。以前は、生後6ヶ月ぐらいまでに自然に良くなることもあるので、それまで様子を見るということになっていましたが、今は、鼻涙菅閉塞を確認したらすぐに治療を行った方が良いという考えが多くなってきています。


   当院では、まずは抗菌剤の点眼を涙嚢マッサージ(目頭をもむ)をしながらつけてもらい、それでも良くならないようであれば、生後6ヶ月ぐらいまでに、鼻涙菅に水を通してみて、通っていなければ続けてプジーを行います。6ヶ月というのはそれ以上になると力が強くなり暴れると押さえつけるのが難しくなるからです。


   生まれてすぐから涙や目やにが多くて気になる方は一度受診してみてください。


   サンピアザたけだ眼科 武田守正院長

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