2007年05月25日号

「バンビ~ノ!」


時に思わず引き込まれてしまうテレビドラマがある。それが、昨年あたりは「のだめカンタービレ」という音大を舞台にしたコメディだったりしたのだが(あれは笑えました。上野樹里ってすごい女優ですね)、今年は「バンビ~ノ!」(STV、水曜夜10時)というのが面白くて、ちょっと癖になりそうな予感なのだ。


   「バンビ~ノ!」(ガキンチョというような意味らしい)は、調理場という戦場を舞台にする“イタリアン厨房ドラマ”で、せきやてつじという人が描く人気漫画(小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載)が原作。


   先日の放送で、料理人志望の主人公がオーナーシェフに突然ホール係を命じられる場面があった。その時に散歩人などは「修業の第一歩に接客に回されるのは幸せだな」と内心思ったものである。料理を味わうのはお客で、その給仕や接客を修業できるのは大きなチャンスなのだ。そういう機会を与えたオーナーの期待の大きさがわかる。ところが若い主人公は「本当は厨房に入りたいのに…」とクサってしまう。その時に先輩の料理人が言った言葉が記憶に残った。「目の前のことに一生懸命になれないやつに夢を語る資格なんてない!」――確かそんなセリフだったけど、長年仕事をしてきて散歩人も実感としてそう思うのである。


   人間として尊敬できて実績も築いている人は、どんな仕事にせよ学問にせよ、散歩人の知る限りやっぱりせっせと動いて、目先の仕事一つ一つに頑張っている人が多い。人に虚勢を張るだけだったり、理屈や不平だけの人はいつの間にかいなくなっているような気がする。「バンビ~ノ!」は若い人たちに大変な人気らしい。仕事にも勉強にも、本当はこうありたいと、みんな真剣に考えているんだろうと思う。来週が楽しみ…。

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