2007年07月06日号

身勝手の行方


「年金」と「ミートホープ」……怒りも通り越して、あきれ返ってしまっているという人が多いのではないか。


   ミート社の場合は、人のために食品を作るという姿勢は微塵もなくて、ただ儲かればいい、ばれなければそちらのほうが利口だという本音しか見えてこない。ただただ、こういう体質が食品業界はもちろん世の中に蔓延(まんえん)していないことを祈るばかりだ。年金問題にしても、「大切な国民のお金を預かる」という意識をお役所が徹底的に欠いていたのが不祥事の本質にあったのではないかという気がする。社会保険庁だけの問題なのかが、やっぱり気がかりなのだ。


   何のために食品を供給しているのか。何のための年金なのか。共通するのは、自分の仕事が何のためにあるのかという社会的意義を忘れてしまっていることと、それが世の中の人々にどういう影響を及ぼしてしまうかを考える想像力の欠如ではないか。


   「自分がよければそれでいい。人がどうなろうが関係ない」式の世の中なのかも知れない。その行方を考えると背筋が寒くなった…。

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