2007年11月09日号

良心はどこへ…


食品会社の不正発覚が後を絶たない。1月の不二家問題に始まって、6月には、苫小牧のミートホープ社、7月には、神奈川県の精肉店がオーストラリア産の牛肉を国産牛と偽って学校給食用に偽装出荷、8月には、白い恋人(石屋製菓)の賞味期限偽装、涸沼(ひぬま)産のシジミに韓国産や北朝鮮産を混ぜて「茨城県産」「涸沼産」と偽装表示、使用していないのに和牛使用と偽装表示した関西を中心とした「いかりスーパー」のコロッケ事件、9月には、伊藤ハム子会社「伊藤ハムミート販売西」が他県産の豚肉なのに人気のある「鹿児島県産」のゴム印を押して大手スーパーに販売した産地偽装、ウナギ産地として有名な宮崎県のウナギ養殖業者2社が台湾から輸入したウナギを「国内産」として偽装……まだまだ続く


   10月に入ると、三重県伊勢名物「赤福」、「御福餅」の賞味表示不正、「船場吉兆」が福岡に出しているデパート菓子店での消費・賞味期限ラベル貼り替え、大阪の食品販売業者が中国産そうめんを奈良名産の手延べそうめん(三輪そうめん)と偽装表示販売、薩摩地鶏や名古屋コーチンと並んで日本3大地鶏に数えられる秋田「比内地鶏」の加工品に、まだ卵は産めるけれども採卵期間を終えたということでお役ごめんになった一般の鶏(嫌な呼び方だけど業界では“廃鶏”)を使い続けていた大館市「㈱比内鳥」の偽装事件――噴出するような勢いで偽装・表示改ざん事件が発覚している。


   偽装事件が次々と表ざたになるのは、関係者の内部告発が増えているためだが、中には、食べても影響のない程度だったらそこまで追求しなくとも……という同情も散歩人の周りには少なくない。ただ、一方で、明らかに人をだまして利益を上げようとする、まさに「詐欺」といえる偽装事件が多いのは、どうも許せない。


   食品業界に巣食うこの良心のマヒ、自分の“悪意”への鈍感さは何だろう。業績拡大、効率追及、利益至上主義……そんな経済界の流れが、裏側に横たわっているように見える。そうしないと生きていけない構造になっているとしたら、今年発覚している食品事件はまだまだ氷山の一角だ。と考えていたら、今度は「ニチアス」という老舗の名門建材メーカーが耐火材の性能をごまかして国の認定を取得、2001年から全国4万棟に使用していた偽装が発覚。あきれていたら、インターネット上には大手パン会社元役員さんの、「偽装表示、賞味期限などの不正、使用材料のごまかしは当たり前」という内部告発なるものが流れていて……。


リニアPCMレコーダー

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