2007年11月16日号

自然治癒力…?


締め切りに追われて日々を送るという仕事を、30年以上も続けている。体も、そうそう休めないのが宿命とあきらめているようで、病気で会社を休んだ記憶はあまりない。そのかわり、正月やらゴールデンウィークやらの連休を狙い打ちするように、風邪で寝込んだり、腰痛で動けなくなったり、病は一気にやってくる。やはり気が緩むんだろうなあと、気持ちと身体の密接な関係に驚いたり感心したりもしながら、布団の中で大人しく…せっかくの休みを棒に振る“巡り合わせ”を恨(うら)んだりする。


   仕事に対する緊張感が身体をもたせたと言えば、カッコ良すぎる。むしろ、病気で休む事態を避けようと、ずいぶん努力しているつもり…である。あっちが痛い、こっちの具合が悪いとすぐ騒ぐのは、より早く警戒警報を発して、病気に対する心構えと早めの治療を期するためなのである。ビタミン剤やら、風邪薬やらを大量にストックして薬の問屋さん的になっているのも、「ひいたかな?と思ったら」すぐ飲んで予防の上に予防を重ねているのである。涙ぐましい努力なのだ。ところが、心ない社員もいて「あやしい薬がいろいろありますねぇ…」とか、「薬が趣味なんですか」などとニヤニヤする。確かに、こんないい加減なのは傍(はた)から見れば、あやしいとしか見えないだろうけど…。


   日常的な病気は、本来、体が自然に治してしまう力を持っている。これを自然治癒力といって、発熱は自分の体がウイルスなどの外敵と必死に戦っている証拠だし、咳やくしゃみや鼻水は外敵を追い出そうと体が反応して出る。痰(たん)や膿(うみ)は雑菌などと戦って死んだ細胞や雑菌の死骸。そんなことを考えていると、熱が出ていても、「ああ、今必死になって戦っている」と、自分の体が愛しくさえなる。「がんばれ!自分」と応援したくなる。


   立冬を過ぎたばかりだというのに、今年はもうインフルエンザが流行し始めているという。やみくもに薬を飲んだりしないで、ワクチン接種を早めにして、手洗いやうがいをちゃんとして、消毒だと言って深酒もしないようにして…しっかり予防して備えたい。そして、もし感染したら、自分の体と一緒になってウイルスと戦おう、と思ってはいるのだが…。


消臭 飲むだけ

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