細胞から病気を治す医薬品の話No.171
細胞賦活用薬として認可されている医薬品「ルミンA」は、生命の中枢を担うマクロファージという重要な細胞の機能を活性化するという効果に、大きく絞られる。
マクロファージは、体の障害になる異物を排除し、損傷を受けた細胞・組織を修復して機能を再生してゆく。また、身体の内や外の環境が変わっても、一定の健康な状態に保とうとする恒常性維持機能=免疫系、自律神経系、内分泌系(ホルモン分泌)=の調節に直結する。
慢性病各種、肝炎など感染症、細胞変性であるガン、神経症、精神疾患、アレルギー、創傷のすべて――「ルミンA」の効果があらゆる疾患に顕著なのは、そのマクロファージを強力化するという効き目があるからだ。
例えば不治の病とされる糖尿病では、膵臓(すいぞう)の炎症を鎮(しず)め、インスリンを作り出すβ(ベータ)細胞の再生を促進して、インスリンの分泌機能を回復する。一方で体内の損傷組織の修復を早め、合併症の改善も同時に進行する。完治したかにみえる臨床報告すらある。