2008年01月01日号

数の子、味覚、健康


正月の食卓を飾る食品に数の子がある。ニシンの卵なのは誰でも知っているが、何故、カズノコや数の子と言うのか?は意外と知られていない。語源のことは後にして、あの口当たりというか歯応えというか、美味さ加減はこれに尽きる。醤油漬けや粕漬けにした物があるものの、生あるいは干したものを水で戻し、花鰹を余計に振りかけて少し醤油を垂らし、味が中に滲み込まないうちに食するのが最高。


   『大言海』によると、ニシンの語源は「身を二つに裂いて」ミガキ(身欠)にするから「二身」=ニシンなのだそうだ。ニシンに該当する漢字は「鯡」と「鰊」の2つある。アイヌの人にとってニシンは「魚に非らず米なり」と言われたことから「鯡」という漢字が生まれ、東方の海で獲れることから「東の魚」という意味で「鰊」という漢字が生まれたそうだ。


   カズノコの語源だが、同じく『大言海』によると、アイヌの人はニシンを「カド」と呼んでいたそうで、「カドの子」が「カズノコ」に訛り、「数の子」になったと記載されている。「カズノコの味は?」と尋ねられても答えに窮するが、噛むときのパチパチプツプツという音の響きが心地よい。


   味覚は、舌の味蕾が感じる知覚だけによるものではない。沢庵漬けだって、噛んだときのパリパリ(?表現不可能)の音が無いと不味いと感じるのは私だけだろうか。最近は、モチモチとかマッタリといった食感が好まれるようだが、他にもネバネバするのが美味いもの、コリコリして旨いもの、ホクホクして可なるものなど様々。だが、最も大切なことは、味覚を感じる当人が健康であること。風邪を引いたときの食物の味気なさは経験していると思う。美味しいものを美味しく味わえる…これは健康のバロメータでもある。この正月、正常な味覚を維持するように努めよう!


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