2008年01月01日号

白内障の手術はいつがいい?


眼球内には、光を網膜に合わせる役目のレンズ、すなわち水晶体があります。瞳を通して観察できる水晶体は、凸レンズなので中央が厚みを帯びた円盤状の形をしています。


   鶏卵の構造をみると、一番外側を被うのは硬い殻、その内部には白身があり、中心は黄味で占められています。水晶体の構造もこの卵に似ています。つまり殻に相当する水晶体嚢、白味に相当する水晶体皮質、そして黄味に相当する水晶体核で構成されているのです。


   この皮質が混濁すれば皮質白内障、中心部の混濁は核白内障、そして、後ろの嚢に近い皮質の混濁を後嚢下白内障と言います。これらの混濁部位の違いにより視力低下の症状も異なります。いずれにしても視力、視野、色覚などさまざまな視覚機能に悪影響を及ぼします。


   一旦白内障になると混濁した水晶体は元のように透明にはなりません。通常は、混濁の進行を完全にはくい止めることは出来ませんが、進行が遅れるよう点眼治療を行います。ある程度白内障が進行したら混濁した水晶体を透明な人工レンズと交換する手術が必要です。


   白内障手術の時期については明確な回答はありません。視力が0・3以下になっても「新聞の字が読めるし針糸も通るから大丈夫」というなら手術を待っても良いでしょう(道の反対側を歩く知人の顔は見えないはずですが)。しかし、「遠くはある程度見えるのに近くは老眼を掛けても文字がちらちらして見えない」、視力は1・0でも「夕方または夜間の車の運転では人影や自転車が見にくく時々ハッとすることがある」、「対向車の光が眩しい、ゴルフで打ち上げたボールが雲の中に入ると見失ってしまう」など、日常生活や趣味で見え方に支障を感じたら手術時期が近づいている証です。


   これから路面は凍結し、雪で覆われると滑りやすくなります。白内障でコントラスト視力が低下すると路面の凹凸が分かりにくくなります。転倒して骨折などせぬよう、くれぐれも気を付けてください。


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