細胞から病気を治す医薬品の話No.173
細胞レベルで作用しほとんどすべての病気を治して行くというその驚くべき効果を持つ医薬品「ルミンA」(細胞賦活用薬)の発見は、実は戦前のこと。この薬を守り育てて来た林原生物化学研究所の林原建社長は、日経新聞連載の「私の履歴書」で、ルミンの草創期を紹介している。
(ルミンなどを研究する同社の)日本感光色素研究所の前身は、戦前からあった理化学研究所の尾形輝太郎研究室である。ここが取り組む研究テーマに、感光色素が持つ植物生長促進機能があった。もう少し正確に言えば、感光色素による細胞賦活作用で、(中略)戦前戦中からこれを凍傷や火傷の治療に活かす医学的応用研究もなされていた。
細胞レベルで作用しほとんどすべての病気を治して行くというその驚くべき効果を持つ医薬品「ルミンA」(細胞賦活用薬)の発見は、実は戦前のこと。この薬を守り育てて来た林原生物化学研究所の林原建社長は、日経新聞連載の「私の履歴書」で、ルミンの草創期を紹介している。
日本独自の研究で、当時の最先端技術だったと言われる。関わっていた先生方から、「この火を消さないように」という声が起こり、47年から文部省や厚生省から研究費が出て、わが社と大学が一緒になった研究グループが組織される。今で言うところの「産学官」連携である――。その後、1990年代に入って、なぜルミンで病気が治るのかが解明された。