2008年02月08日号

人生100年も夢じゃない!


今月号の『文芸春秋』に「不老革命」という表題で評論家の立花隆をはじめ、僧侶や脳科学者、老年医学研究者の座談会の記事が掲載されていた。ギネスブックによる最高記録は1997年に亡くなったフランス人女性の122歳、日本人の泉重千代さんの120歳を追い抜いたとのこと。人間の最大寿命は120歳、DHEAという加齢とともに減少する性ホルモンの限界点がこの年齢になるという根拠から算出された値なのだそうだ。


   「寿命を規定しているのは何なのか?」への答えは簡単ではないらしい。遺伝的要因が25%、環境的要因が75%を支配して両者が複雑に絡まりあっているとのこと。遺伝的要因に関しては「DHEA値が高い」「体温が低め」「インスリン値が低い」という3つの条件を満たす人に長命の人が多く、環境的要因に関しては栄養学的にバランス良い食生活が第一、次いでゴーイング・マイウェイ的生活なのだそうだ。ストレスに強いのも長寿の条件だとのこと。


   当クリニックの患者さんの年齢分布を調べてみた。100歳以上が2名、95~99歳が7名、90~94歳が32名、85~89歳が66名だった。90歳以上の患者さん41名のうち半数の19名は私が嘱託医を勤めるケアハウスやグループホームの住人…週に1~3回は話をする機会がある。長寿の人と話をしてみると煩悩を滅却した菩薩の境地にいると思う人が多い。


   職業別の平均寿命を浜松医科大学が研究しているそうだが、インターネットでもヒットしない。結果は僧侶が最も長寿だそうだが、医師は聖路加病院の日野原先生を除いて、長寿の人を知らない。まさに「医者の不養生」の極み。確実に日本人の平均寿命は伸びているが、私たちの団塊世代に関しては???とのこと。一説には過当競争を生き延びたから長命という説もあるらしい。


ケンウッド コンポ

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