歯磨きの効果的なタイミング
歯磨き…むし歯や歯周病の予防に大切な毎日の習慣です。何となく磨いている人も多いと思いますが、歯磨きにも効果的なタイミングがあります。
歯周病では、口の中の細菌の増加が原因に大きく影響しています。細菌は時間とともに増加するため、一定間隔で歯磨きすることが効果的になってきます。睡眠時は唾液の分泌量が減って細菌が増加しやすい環境になり、起床時が最も口の中の細菌が多くなっています。食事を摂ると唾液の分泌が促進され、また、食物とともに飲み込むことにより、細菌は一時的に減りますが、食後には時間とともにまた増えていきます。歯周病の予防のためには、口の中の細菌を常に少なく保つことが大切です(これを「プラークコントロール」といいます)。
むし歯では、歯にくっつきやすく糖分の多い甘いものが、むし歯の原因となるミュータンス菌の増殖と酸の産生に大きく関わってきますから、食後の歯磨きがむし歯の予防に効果的になります。ただ、歯にくっつきやすいものや、歯の溝に詰まりやすいものは、食べた直後に歯磨きしても、なかなか取れにくいものです。唾液で少し消化されると取れやすくなりますので、食後、少しの間、お茶でも飲みながらリラックスした時間を過ごしてから歯磨きする方がよいのかもしれません。
歯を磨いていても、磨き残しのあることがよくあります。丁寧に時間をかけて磨くことも大切ですが、磨く場所を意識して磨くことが重要です。
朝・昼・晩、毎食後にきっちり磨くことがストレスになっては、良い歯磨きの習慣が続きません。タイミングをみて、一日の中で一回だけでも丁寧に歯磨き出来れば合格点になると思います。
また、良く磨いていても歯石が付いてしまうことがあります。歯石は通常の歯磨きでは、ほとんど取れません。一年に一回は歯医者にかかって定期検査と歯石取りをして、メンテナンスすることをお勧めします。
歯科「匠」 谷本 多津由己院長
歯科「匠」/厚別区上野幌1条1丁目16―3 【TEL】896―8814。