2008年03月21日号

かけがえのない言葉


名言、至言いろいろあって、歴史に名を残す偉人たちのそれはそれで「なるほど…」と感銘はするけれども、散歩人の人生を真ん中で支えてきてくれたのは、親や先輩、知人、あるいは無名の人たちの身近に聞こえた言葉だったような気がする。


   父親がさとして言った「信用つけるには長くかかるが、失くすのは一瞬だ」も、母親から元気付けられた「バカにするのがいたら(そいつが)バカだと思え。偉い人間は人をバカにしないものだ」という言葉も、今思えば、知らない内に心に刻み込まれていた。初めて就職した会社の社長は「何をやるにしても最悪の結果を考えておけ。何があってもあわてないですむ」と口癖のようにいい、それが身に染み付いた。仕事がうまくいかない時に取引先の主人が「世の中も人も、いい時があれば悪い時もある。悪い時があれば必ずいい時が来る」と励ましてくれた言葉は、いまだに苦しい時の支えになっている。


   テレビやラジオから流れた言葉が胸にずんと入り込むこともある。「苦しみは幸せのはじまりだ」(昭和40年、両親を失い僻地でおばあさんと一緒に農業と山仕事をしながら短歌をよむ萩原繁美さん=21歳=という人の言葉《NHKアーカイブス「現代の映像」より》)。「1人の悪人がいても、1000人の善良な人がいますよ」(自転車を盗まれて途方に暮れる息子を母親が慰めて…。オーストラリアの家族の話《「世界仰天ニュース」だったと思う》)。「1人でいい、1人わかってくれる人がいれば大丈夫」(出所忘却…)。「幸せのあるところに笑顔があるんじゃなくて、笑顔のあるところに幸せが来るんです」(ラジオで女性のタレントさんが…)。「本当に大きな悲しみを知らない人は、本当に大きな喜びを知らない」(出所忘却)。「戦うのは民。死ぬのは民」(米の模擬原爆投下で福井県敦賀の紡績工場に学徒動員されていた女学生33人が犠牲になった…その体験を証言する老人の言葉)。


   何気ない言葉でも、生きる拠りどころになってくれる、人それぞれのかけがえのない宝物…。


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