2008年04月11日号

怒り


「こんな馬鹿げた話があってたまるか!!」と、思わずテレビに怒鳴りつけてしまった。一気に高まった「後期高齢者医療制度」に対する批判を何とかかわそうと、よりによってその呼び名を「長寿医療制度」に変更すると、制度スタート当日の1日に政府が発表したのだ。


   健康な人もお金を出し合って病気の人を助ける。同じ国に肩を寄せ合って暮らすもの同士が助け合って生きていこうという国民皆保険制度で、われわれは安心して生きて来れたのだが、その精神を投げ捨てて、老齢専用の新しい保険に入りなさいという。その保険は、75歳以上になれば保険料を年金から天引きして、保険料を支払えない人がいれば実質保険証取り上げとなる。医療機関に支払われる医療報酬は少なく設定され、結果的に高齢者診療に力を入れれば入れるほど病院経営が苦しくなる、早い話が経営が苦しくなるからお年寄りの診察には力が入らない……だから“年寄り切捨て保険”だの“姥(うば)捨て保険”だのという評価が立った。


   批判の強さに慌てて内容を見直したりしているようだけれど、根本の精神と仕組みは変わらない。どこが“長寿”医療制度なのか…。呼び名を変えて国民をだまそうとする、あまりに不実な、あまりに姑息な、あまりにでたらめなやり口。耳障りのいい表現でごまかしたり、問題をすり替えたり、人々の目をそらして、一部の「勢力」に都合のいい政治をする欺瞞に満ちた国家行政が続き過ぎる。国民を馬鹿にするのもいい加減にしたらいい。


   福田さんはどこか人が良さそうで、少し信用もできそうな気がしていたのが、まるで裏切られた無念さがある。そして、4月2日。その首相が国家公務員新人研修の挨拶で「あなた方は一生公務員でいられる保障がある。景気が悪くなっても倒産する心配もない」などと述べたというニュース。政治家と官僚の不誠実に翻弄され、苦しさにあえぐ国民の心情とかけ離れた能天気さに、散歩人の頭は、ほぼ爆発しそうになった。迷走しているとしか言いようのない行政。日本は本当に大丈夫だろうか、と血圧が上がったまんまの頭で考える…。


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