2008年04月11日号

つわり


 「つわり」は皆さん御存知のとおり吐気・嘔吐や食欲不振の症状で、妊娠5~6週から出現し12週位までになくなる方がほとんどです。つわりは個人差があり全くない人から重症な人までさまざまです。治療は薬ではなかなか困難なため、食事の仕方が最も重要で、「食べたい物を、食べたいだけ、食べたい時に」と言うのが基本です。妊娠初期には胎児への栄養を考える必要はまだないので、栄養のバランスや食事量を無理に考える必要はなく、体重のある程度の減少は余り心配がありません。ですから食べたい物を食べたいだけ食べるべきなのです。この時水分は少量ずつできるだけ摂取するようにします。無理して食べて吐いてしまっては余計胃酸で食道が荒れてしまい、つわりが長引く原因となります。食べたい時にこまめに食べるのが大事です。


   また、つわりが酷くなると栄養摂取不足となり体の脂肪分やたんぱく質が使われ、脱水となり妊娠悪阻となります。これは尿検査や血液検査で判定できます。妊娠悪阻は重症になると肝臓の働きも下がり重症となりますので、入院しての点滴治療などが必要となります。つわりが辛い時には妊娠悪阻かもしれませんので、主治医に相談して下さい。吐気を一時的に抑える薬や点滴など検査結果などに応じて対処してくれると思います。最後にもう一つ御飯支度はやめましょう、これで結構良くなります。クリニックに日曜に点滴してと電話をしてくる御主人や御家族がいらっしゃいます。でも、つわりは数日で治る訳ではないのですから、辛い時期は是非、御家族が協力をすることも重要だと思います。

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