2008年04月25日号

妊娠中の体重


 数年前まで妊娠中の体重増加を7-8kgと訳もなく言っている医療関係者がおりましたが、これは正しくありません。単なる体重ではなく、肥満指数(BMI=体重を身長の2乗で割った数値)が高くなると難産が増えるのです。画一的な体重制限が広く行われたことと、女性の体格分布が変化したことにより、近年、早産ではないのに体重が軽い赤ちゃんの出生増加という問題が生じました。こうした「低出生体重児」が成人になったときに高血圧や肥満などの生活習慣病になる確率が高いことも報告されています。


   女性の体格分布の変化というのは、やせている女子の割合が1983年では20歳代14.6%、30歳代で7.8%であったのが、2003年では20歳代23.4%、30歳代14.7%と増加していることです。妊娠前の体格が「やせ(BMIが18.5以下)」や「ふつう(BMIが18.5~25)」であった女性で、妊娠中の体重増加量が7kg未満の場合には低出生体重児を出産するリスクが高いことが報告されています。このため画一的な体重指導では意味がなくなり、妊娠中の推奨体重増加がBMI別に新しく決められました。
   妊娠全期間を通しての推奨体重増加量は、「やせ」の場合9-12kg、「ふつう」の場合7-12kg、「肥満(BMIが25以上)」の場合、5kgを目安として個別に対応していくことが推奨されています。「ふつう」の幅がひろいのでBMIが「やせ」に近い場合は体重増加量の上限に近い範囲を、「肥満」に近い場合は体重増加の下限に近い範囲を目標とします。まずはBMIの計算を。


エコポイント対象 エアコン

トラックバックURL:

« ヘモグロビンが良ければ目は大丈夫? | TOP | 八柳さんを偲んで »

[PR]SEO対策済みテンプレート