2008年05月30日号

喫煙


喫煙は肺がんをはじめとする癌の発生を高めることが最も有名ですが、他にも体に悪影響を与えるものです。産婦人科の領域にも当然影響を与え、妊娠中のタバコの影響がよく知られていますが、実は排卵率や妊娠率も低下させます。また、男性の精子数や運動数が低下することも知られており、不妊症にも悪影響を与えます。このことは、それほど知られていないかもしれません。


   妊娠中の喫煙の実際の影響は、胎児の発育を妨げたり、流早産を増やすことが知られています。妊娠中ずっと喫煙していた場合、タバコを吸わなかった人に比べて低体重児の発生率は約2・5倍。早産の発生率は約3・3倍になるという報告があります。タバコを吸う量が少なくても、胎児への影響がないわけではありません。1日10本以下でも低出生児の発生率が上昇することが報告されています。ですから、妊娠が判明したらたばこを吸うのをやめましょう。
   妊娠中の喫煙は出生後にも影響があるといわれ、赤ちゃんが突然亡くなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)は、妊娠中の喫煙により発生リスクが高まることが知られています。ただ、これは出産後の周囲の喫煙が赤ちゃんに影響が及ぼしている可能性もあります。
   また、周囲の人が吸っているタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙と言いますが、妊婦さんが吸うのと同じ影響を胎児や新生児に与えますので、御主人にも禁煙して頂くか、他の場所で吸うようにして頂くことが必要です。タバコを吸っている方で、そろそろ赤ちゃんをと考えている御家庭では是非タバコをおやめ下さい。


B’z CD

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