2008年07月11日号

散歩人からのお願い


脳障害、自閉、難聴、学習障害にADHD……障害がある子もない子も、みんなでリズムにかけっこ、雪遊び、野菜やお餅を売って、園を助けてくれるお父さん、お母さん、子どもたちの歓声、親たちの涙、マチコ先生の大きな声……手造りのプレハブ保育園だけど、心まであったかになります。北の大地の、小さな小さな保育園「こぶし」は、今日も元気です。(横内眞知子著「札幌プレハブ保育園」(主婦の友社刊)帯の宣伝文より)――障害児を積極的に受け入れ、“障害がある子もない子も”多くの子どもたちを、親たちと一緒になって心血を注いで守り育ててきた、社会福祉法人つばめ福祉会「こぶし保育園」(白石区)の横内眞知子(前)園長が、今窮地に立たされている。


   7月2日の新聞は札幌市の記者発表を受けて、保育園の認可申請書類を偽造、市は有印私文書偽造・同行使容疑で刑事告発を検討などと、まるで横内氏を犯罪者かのように書き立てた。無認可保育園のプレハブの頃、「こぶし共同保育園」は当然のように経営に悪戦苦闘した。横内さんは父母と共にお金を工面しながら園を維持した。専門の知識と手が必要な障害児を預る保育園などほとんどない。だから、横内さんがやるしかなかった。制約は多いが札幌市の認可保育園になれば補助金が出て園の運営は楽になる。しかし、認可の条件となる福祉法人になるには数千万円の自己資金が必要だ。必死に寄付を集めても限度があり、全国の保育園の園長さんなど支援を申し出てくれた人々から個人の借金として借り、それを寄付された自己資金として申請した。それが、「申請文書の偽造」と断罪されているのである。


   行政が行き届かないから、横内さんが自ら借金をかぶって、この子たちを見捨てられない、と身を削って続けてきた。「大好きな子どもたち」のために頑張ってきた真っしぐらな人である。だから、法に触れるという借金のことなども、著書などにあけっぴろげに書いている。子供たちを救うのに「それしか方法がなかった」という。しかし、6月27日に横内さんは福祉法人の理事職を解任され、30日には園長をも解雇された。よってたかって“詰め腹”を切らされた…。


   散歩人から読者の皆さんにお願いします。もし、何かの形で横内眞知子さんを助けることが出来る立場にいる方がいらしたら、どうぞ助けてください。そして、直接の関係がない場合でも、どうぞ支援してください。今の世にとってかけがえのない大切な人だと思うからです。そういう方は社会が守っていかなければならないと思うのです。


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