2008年08月08日号

なんで「カラコン」はダメなの


テレビや新聞などの報道機関が、一斉にカラーコンタクトレンズ(カラコン)の販売規制を厚生労働省が行う方針を決定したことを報じました。独立行政法人・製品評価技術基盤機構の調査によると過去2年6ヶ月に少なくとも167人がカラコンの装用により目に障害を起こしたとのことです。なんとそのうち21人(全体の10人に1人強)は重症だったというのです。眼科医は日頃からこのような障害を起こした患者さんを目にする機会が多く、以前より販売規制を行うよう要望していましたが、厚生労働省はようやく重い腰を上げ規制に乗り出した訳です。


   コンタクトレンズはそもそも眼鏡の代わりに屈折度を矯正する医療用具として度の入っているレンズを装用するのが一般的です。しかし、先天的に虹彩の無い人や目の病気や怪我などで瞳孔が拡大し収縮しなくなった瞳に対しては、まぶしさから目を守るため、レンズ周囲に色を付けた、いわゆる度なしの虹彩付きレンズ(カラーコンタクトレンズ)を装用することがあります。ところがこの虹彩付きレンズを装用すると、瞳が青やグレーに変わり、これで白人の瞳に成ったような気分を味わえるということで、いつの間にかおしゃれの道具として広まったのです。最近ではカラコンが年間500万枚も国内に出回っているというのです。


   今のところ販売には何の規制もなく、簡単に手に入れることが大きな問題なのです。なぜならこのカラコンは厚さ、サイズ、カーブがまちまちで、素材そのものもアレルギーの原因になります。そのため無理にこのようなカラコンを装用すると、いとも簡単に目に障害を起こします。目の障害には、結膜炎、ものもらい、角膜びらんなどいろいろありますが、特に怖いのは角膜感染症です。毒性の強い微生物が感染すると、一夜にして失明の危機を招きます。自分だけは大丈夫などと過信してカラコンをいい加減に使用していると、いつか大きな代償を払わなければならない事態を招きます。


ダイエットクッキー

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