2008年09月12日号

患者さんの心境、改めて実感!


親戚の医師が義兄の眼科医院で白内障の手術を受けた。義兄や私の妻は、この先生と兄弟同様にして育った。糖尿病で心筋梗塞の既往もあり、本人や義兄から手術への立ち会いを求められ、当日、義兄の眼科に出向いて無事に手術を終えた。7月上旬に義兄夫妻と私たち夫婦がこの小児科医から全快祝い…ちょっと大げさだが…のため夕食に招待された。


   当日の朝、午前4時頃に目が覚めた。みぞおちが重たい、昨日の夕食は特別不消化なものを食べなかったし深酒もしていない…そういえば胃の検査はしばらく受けたことがない…いよいよ心配になった。その後も妙に気になって、みぞおちに手をやると重苦しい感じが続く。診察に集中しているときは忘れているし、食事は普通に美味しく食べられる。胃薬も飲んでみたが、その効果ははっきりしない。教科書に記載されている胃癌の症状が頭の中を交錯する。


   35年前、東京池袋の平塚胃腸病院で研修したことを思い起こす。院長宅に下宿し、朝から晩まで上部・下部消化管内視鏡検査に明け暮れ、当時はその病院でしか行われていなかった小腸内視鏡検査の研修も受けた。それから現在まで「あなたは胃(大腸)の癌で手術が必要です」と告げた患者さんの数は200人を下ることはない。昔から「医者は自分の専門とする病気で命を取られる」と言われている。「医者の不養生」の言い替えだ。


   意を決し、恵佑会札幌病院の塚越副院長に電話して検査予約をした。その直後から、みぞおちの不快感や漠然とした不安感は不思議と消失した。検査当日、経口摂取を禁じられているが、こういうときに限って空腹感を覚える。上部消化管内視鏡検査…35年前に「自分で体験しなきゃ」と言われて東京で受けて以来…検査を終えた塚越先生の顔。顔の表情は穏やかで「100パーセント大丈夫」と。ホッとすると同時に、年に1度は胃と大腸の検査を受けなければと思った。


チーズケーキ

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