2008年09月26日号

緑網膜剥離から目を守ろう


網膜剥離は、正式には裂孔原性網膜剥離といいますが、網膜の一部に穴が開き、そこから網膜の下に眼内液が入り、網膜が眼球の内壁から剥がれてしまう病気です。はじめは穴の周囲に限られていますが、眼内液が網膜の下に入り網膜剥離が広がると、網膜全体が剥がれてしまいます。網膜剥離が起こると、剥離した部位に一致して視野、つまり見える範囲が狭くなります。網膜剥離が進行して眼底の中心にある黄斑部まで達すると視力低下や変視症(歪み)を自覚します。そして、網膜全体が剥離すると光を感ずる以外の機能はほとんど失われてしまいます。


   網膜剥離に気がついた時点ですぐ治療を受けるとある程度まで回復しますが、完全に元の見え方に回復することはありません。この治療というのは、眼内液が穴から網膜下に入り込まないよう穴を塞ぎ、網膜下に溜まった液体を排出するという手術です。手術による成功率は、硝子体手術などの進歩により90%以上と高まっていますが、手術が上手くいかなければ失明してしまいます。


   そこで、網膜剥離が起こる前に予防することが大切です。怪我が原因の外傷性網膜裂孔は例外として、遺伝的な網膜異常、眼球の炎症などで網膜瘢痕ができると、その部分が薄くなり穴が開くことがあります。また網膜に硝子体が癒着していると、突然硝子体が網膜を引っ張り裂孔をつくります。


   網膜剥離になる前は、視力低下や歪み、暗点、視野狭窄などの症状がないので、網膜剥離になるか自分では分かりません。ところが硝子体が網膜を引っ張り始めると、視野の中に細かいゴミや髪の毛の様な細い繊維、リング状の混濁など、飛蚊症が現れてきます。また薄暗いところで目の動きに合わせ、光がピカーと走ることもあります。このような症状が現れたらすぐに検査を受けて下さい。


   網膜に穴が開いていても、網膜剥離が進行していなければ、レーザー治療により穴の周りを焼き固めることで網膜剥離への進行を予防出来ます。


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