2008年10月17日号

秋の楽しみ


秋の道庁辺りにはちょっとした楽しみがある。道警ビルの横、北大植物園に向かう通りの並木がどんぐりの木なのだ。明治の頃にアメリカから北大植物園に来たアカナラの2代目だという。何年か前に、この下で頭にボコンと何かが当たった。大きなどんぐりだった。周りを見ると、ずいぶん落ちている。昔を思い出してうれしくなった。


   夏を過ぎる頃の野山では、ナラ、カシワ、クヌギ、カシ、南国ではシイなどブナ科の木がいろいろな形のどんぐりを実につける。それを採ったり拾ったりするのがどんな小さな子供にでもできる本当に楽しい遊びだった。宝物を手に入れたようになぜか無性にうれしい。時には、マッチの軸を差し込んでコマだの、竹ひごを使ってヤジロベェだのを良く作って遊んだ。


   どんぐりの当たり年だという。野幌森林公園も、今年はどんぐりがいっぱい。北星学園大学横の「大谷地の森公園」にもどんぐりが生(な)るコナラの林がある。まだ間に合うかも知れない。リスや野ネズミが隠してしまう前に、ちょっと拾いに行ってみたい。


   大人が山菜採りやキノコ採りに夢中になるように、縄文の頃の血が騒ぐのか、子供も木の実を採るのは今でもきっと大好きなのだと思う。公園でもどこでも、どんぐりの木も植えたらいいだろうな…と会社でつぶやいたら、子育て中のスタッフが「不審者が怖くて、公園で子供は遊ばないですよ」。何ともはや、悲しい世の中になってしまった…。


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