2009年01月23日号

べた雪に遊ぶ


やはり少し温暖化気味なのだろうか。1月はまるで東北のようなベタ雪が、結構降っている。湿っていて重い。お年寄りにとっては深刻なことで、雪かきが大変だという悲鳴のようなぼやきも聞こえた。30数年前、北海道に来て初めての冬に、ホウキで掃(は)ける雪に“感動”してしまったことを、覚えている。さらさらの粉雪。風に飛ばされる…そんな雪の軽さに驚いていた。


   驚く一方で、何だかつまらないとも思った。雪玉が握れないのだ。雪だるまも作れない。雪だるまは雪だまを雪の上に転がして行けばおのずと大きくなって、小さな子供でも誰でも自然にできあがる。それができない。湿ったベタ雪だと、雪が積もれば子供の天下だった。すぐにも雪合戦が始まる。雪だるまが家々の前に立つ…。


   ずいぶん積もれば、スコップで四角くサイコロ状に切って積み上げて陣地にしたり、夢中になれば「迷路」や階段付きの「砦」なんかも簡単にできた。湿った雪は整形しやすいから、何でもできた。子供たち同士では踏み固まった所をまるく切り抜くように、きれいに丁寧に深い穴を掘って、最初にまるく切り抜いたフタをそっとかぶせて、落とし穴を作る。遊びの中の“子供常識”で危ない所には作らないから、ケガなんかもなかった。もちろん、カマクラも作る。ベタ雪だから雪山を作る時にしっかり固めておけば、穴を開けても崩れない。


   いつもの年よりベタ雪が多ければ、きっと子供たちの天国だ。大人が口出ししないで好き勝手に遊ばせたらいい。まあ、いつもと同じようなサラサラ雪なら、滑り台を作ってもいいし、散歩人などは子供も大きくなって遊んでくれないから、ビニールシート(厚手の米袋なんかが良く滑る)でも持って、できればカンジキ履いて、近くの野山に崖スベリに行って来ようか…。


ロングパーカー

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