2009年01月23日号

札幌ナイト・クルーズ


開業以来の長い年末年始休暇…孫が二人ともインフルエンザに罹患したため来札できず、拍子抜けの正月。インフルエンザやウイルス性胃腸炎の流行と長期休暇明けとが重なって大混雑の仕事始めだった。何人かの患者さんから「先生、ヘリコプターの感想は?」と尋ねられた。友人から誕生日祝いとしてプレゼントされた札幌の夜間遊覧飛行のことだ。


   クリニックのスタッフから「テレビで臨時ニュースを見ているよ!」と言われ、不安感に胸を膨らませて?送り出された。5時35分に丘珠空港に到着、2・3組のカップルが順番を待っていた。先入観からだろうか、男性陣の眼からは不安な様子が伝わってくる。搭乗の覚悟を決める前、5時50分には誘導路に案内された。係りの人が「前座席に1人座れますよ」と言うと、妻が「私、わたし」と手を挙げた。


   ローターの回転音が上がり、フワリと宙に浮く、高所恐怖症の私には不安感の極み…どんなルートを行くのかのみに注目!と決心。イオン元町店が目に入り、瞬時にアリオやファクトリーの上空を過ぎてテレビ塔が眼前に迫った。創成川から北一条を大通沿いに西へ、西十三丁目あたりで360度右旋回、今度は南一条を大通沿いに東へ。テレビ塔の東で再び旋回、JRタワーを右に見ながら北大 通りを北上して丘珠へ。ヘリが着地したとき、握り緊めたこぶしの指が真っ白…妻に見られまいとして必死で指をさすった。


   遊覧飛行の余韻の醒めない妻は「たった10分しか乗ってないの、もっと乗っていたいよね」と言い、私をヘリコプターの前に連れていって一緒に写真撮影を頼んだりしていたが、私は地面に降り立ち、自分の脚で立って生きていることの価値を実感した。記憶がないので「夜景はどう?」との質問には答えられないが、私の友人たちは「大地を踏みしめて目の前の患者さんに最善を尽くすように願う」とエールを贈ってくれたのだと思った!


キッズ・ベビー・マタニティ

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