2009年02月27日号

血圧に悪い…


血圧が少し高めだ。近頃は、医者の先生に「下が高いようだから注意しなさい」と言われるようになった。散歩人の素人考えでは、血管に柔軟性がなくなり、硬くなってきているらしい。生活習慣病、メタボ、タバコ、飲み過ぎ、食べ過ぎ、太り過ぎ、不摂生、運動不足、意志薄弱…いろいろな言葉が頭をよぎって、最後にテレビのニュースというのが出てきた。テレビに向かって時々声をあげる。「やめなさいよ!」と家人に叱られる。「ウ~ッ」と黙る。血圧に悪い。


   国民そっちのけで、自分たちが得するように自分たちで作り上げてきた組織と利権にしがみつき、“官のための官の行政”しかできなくなった高級(給?)役人たちがのさばる。国費をかすめて私腹を肥やす。増殖した官僚組織を手を替え品を替えて温存し、権力を抱え込んで、おいしい天下りもあの手この手でやめようとしない。何十年も前の計画。状況が変わって、もう必要ないというものでも、ダム建設などの利権がらみの大工事は、今必要な公共事業に見向きもせずに強行してきた。言うことを聞かずに歯向かう者は、たとえ大臣でも首相でも、陰謀をめぐらしてでもつぶして排除する。巨大化した怪物…。


   そのまわりを右往左往する政治家たち。“官”と“財”にすり寄って踊る者。議員身分の保身に腐心する者。“政局”がどうしたこうしたとただ走り回る者もいる。国会は浮わついて、将来への希望どころか、国や国民を守る政策も打ち出せず、どこか的外れで、上すべりしたまま騒いでいる。“政局”って何んだろうと調べてみたら、「政治の局面・その時の政治の有様」(広辞苑)とあった。悪く言えば“政治業界”のゴタゴタで、国のことでも国民のことでもない。政治家にも公務員にも「国民のために…」という原点がすっぽり抜け落ちてしまっている。国民が持つのは希望ではなく不信と不安だけ……テレビを見ていると、今のこの国では、そういうリーダーたちの姿しか見えてこないのだ。


   公務員がいい加減に仕事をして、その尻拭いに貴重な時間と労力を費やしている、例えば年金問題。後始末にいくらの税金がまた使われているのだろうか、と考えたら、暗澹(あんたん)たる気持ちになった。そして今、あれほど反対意見があって疑問も出されたのに強行された郵政民営化に、見直し論が噴(ふ)き出した。弱肉強食社会を生み出した“規制緩和”、地方の崩壊に拍車をかける都市偏重政策の数々、現実社会の実情とかけ離れて迷走する医療・介護・福祉政策…行ったり来たりのこの無駄は何んなのだろう。そんなことを繰り返しているうちに、国民は疲れ果て、税金も払えなくなるというのに…。

欲求不満と失望感、フラストレーションはたまる一方、血圧は上がる一方。情けないけど、せめてテレビ相手に吐き出すしかない。これも心もバランスと健康のため。日本の将来だって少しは心配している。そりゃ、どうにかなるわけでもないだろうけれど…。わかってくれよ、お母ちゃん。


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