2009年03月06日号

もうすぐ春!


立春、立夏、立秋、立冬…その前日を節分(季節を分ける日)といい、体にもいろいろ変調を来たしやすい季節の変わり目の“邪”をはらう。とくに、冬は心にも体にも負担が重いから、立春の前日の節分は春への期待を込めて念入りにはらい清めたいと、豆をまいて邪気(鬼)をはらう。江戸時代以降は立春の前の日を言うようになって、今に伝えられるのだというが、やっぱり昔々から(少なくとも室町時代には)豆まきは立春の前に行われることが多かったと本には書いてある…。


   「立春」を過ぎて「雨水」(うすい=氷がとけ出し雨になる頃。今年は2月18日だった)、そして、地中で冬ごもりしていた生き物が春を感じてはい出してくる頃…3月5日は「啓蟄(けいちつ)」。森の木々も目覚めて、根元のまわりは雪がとけてポッカリ穴が開いているし、降る雪はほんのりあったかい泡雪(あわゆき)。日差しは明るく日に日に強まって、街角のたたずまいもどことなく春めいている。


   春が近づくと気持ちだけではなく、体もふわふわして来て、何んとなくうきうきして来るのは、体が季節に合わせて変化するというちゃんとした原因があるのだそうだ。昔読んだ本に――春になると骨盤が開きながら上に上がってくる。普通、骨盤は開けば落ちるし、上がれば閉じるのに、春だけは開いて上がる。この変化はある日パァーッと花が開くような感じで起こる。腰がフワッと浮いた感じで何となく浮き浮きとして、骨盤が開いているためにどことなく鷹揚(おうよう)になってくる――というふうに書かれていて、人間の体も心も人が思っているより、まだまだちゃんと自然の中にいる、とずいぶん納得してしまったことがある。明るい春を迎えてハズムのは、気持ちのせいばかりではないようなのだ。


   ありがたいことに、季節はめぐって、今年もしっかり春が来た。もうすぐ、ネコヤナギの芽も膨(ふく)らんで、積もった雪の下からは雪どけ水が流れる音も聞こえてきそう。清らかな雪どけの水音を、野に聞きに行くのもいいかも知れない…。


ジャムウ ソープ

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