2009年03月13日号

激烈な痛みで始まる緑内障


長寿国日本。40才を超えると13人にひとりは緑内障と言われています。しかし、治療を受けている人に、「いまどんな症状が有りますか?」と聞いても、ほとんどの人は、「痛くも痒くもありません。見え方も正常です」と答えるでしょう。「それでは、どうして緑内障と分かったのですか」と聞くと、たまたま眼科に行ったとき、または目の検診などで発見されたと答えます。このように偶然発見される緑内障は「開放隅角緑内障や正常眼圧緑内障」が大半で、全体の7~8割を占めています。


   自覚症もない初期に緑内障が発見され、その後継続的に治療を続け、定期的な診察を受けていれば、緑内障による高度の視野狭窄のため日常生活に不便を強いられることはそうそう有りません。


   しかし、緑内障の中には激烈な痛みで発症し、早急に適切な治療を受けなければほとんど失明に近い高度の視覚障害を残す、「急性閉塞隅角緑内障」と言う緑内障があります。眼球内部を栄養している水(房水)の排出が突然妨げられ、眼圧が急激に上昇するため発作性に発症します。急激で猛烈な痛みは通常片眼性に起こりますが、歩調を合わせるように同側の頭部にも強い頭痛が出現します。吐き気も強く、実際に吐くことも少なくありません。そのため「くも膜下出血」と間違われ、脳外科に運ばれる危険があります。早急に緑内障か否かを診断する必要があります。そこで左右の見え方をチェックします。急激な眼圧上昇により黒目(角膜)には浮腫(むくみ)を起こしているため、視力低下に加え、視野が霞み、電球の周りには光輪が見ます。このような症状が確認出来たら眼科救急外来に直行して下さい。


   急性閉塞緑内障は、眼球が小さい人、遠視の強い人、白内障が進行している人などに起こりやすい傾向が見られます。普段は自覚症がないため、自分自身がなりやすいかは分かりません。しかし、眼科で検査を行うと、ある程度予知できます。時にレーザー治療を緑内障発作予防のため行います。


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