2009年03月20日号

メタボリックは成人だけの問題ではないかも?


まだまだ寒さを感じる季節ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回は日本糖尿病学会雑誌に掲載された興味深いデータをご紹介させていただきます。


   全国の労災病院勤労者予防医療センターからの報告で、「メタボリックシンドロームにおける幼少時の行動学的特徴と現在の食行動との関係」と題されてあります。要は子供の頃の食事や運動習慣が大人の食行動に影響を与えるかどうかです。このデータは日本人の多施設大規模臨床データであり、信頼性が高く、症例対照研究という方法でオッズ比(OR)(競馬で言うところのオッズとほぼ同じ、何倍危険かという意味)を出してリスクを求めております。


   結果ですが、将来メタボリックになる可能性が高い幼少時の要因は、男性では「肥満」、「大食」、「野菜を摂取しない」、「きまったスポーツをしていた」、「体育が好きだった」の5項目、女性では「肥満」、「きまったスポーツをしていた」の2項目でした。とくに幼少時の肥満のオッズ比は男性2・49、女性10・01と(子供の頃に肥満だった人のメタボ発症リスクが)非常に高いという結果がでています。


   もちろんこの研究結果はアンケートによりますから、ある程度限界もあり、すべてが正しいとは言えませんが、メタボリックは決して成人後だけの問題ではないと考えられます。お心あたりのある親御さん、お子様のお食事、運動を見直しませんか?決して大人だけのお話ではありませんよ。食育って重要ですよ。


   江別内科クリニック 瀬川 竜二郎 院長


   江別内科クリニック/江別市元江別本町35―2


   【TEL】 381―8900。


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