2009年04月17日号

No.103


パウロ病院の中庭の雪が消え、青い芝草が顔を出した。私の部屋の窓から真っ直ぐ正面にはマリア様の像。「春が来ましたよ」と、優しい声が聴こえたような気がして庭に飛び出した。「マリア様こんにちは。長い冬でしたね」幼子イエス様を抱かれたマリア様が、ほゝ笑みを返して下さった様に見えた。雑念がフーッと消え肩の力が脱けて行く。


   昨日のグループホーム「冬桜」での心あたたまる時間が思い出された。開設3周年を祝って、地域の中でお世話になっている方達もお招きして2ユニット18名の入居者さん、職員と共に楽しいひとゝきを過ごさせてもらった。認知症特有の不穏な空気は微塵もない。スタッフ心尽しの御馳走を頬張り、穏やかなひとときを楽しんだ。お腹も心も幸せで満たされた時間だった。帰りしな、「また来なさいよ」と言ってくれた入居者さんの言葉が、その日一番のご馳走で嬉しかった。一つ屋根の下に肩を寄せ合って幸せがある…縁とはまことに不思議、袖振り合うも多生の縁と言う言葉があるが、身内以上になったり、赤い糸で結ばれたり、運命的な一生の友となったりする。


   「ソウルメイト」(魂の友)、特別心引かれる人、初めて会ったような気がしない大切な人との出会いは決して偶然ではない。夫との出逢いを振り返って見ても、赤い糸が準備されていた。その糸を結んだ結果が現在(いま)にあると思うと有難くて手を合わせたくなる。


   反対に自分と葛藤を作り、悩みを作る原因となる人は、人生の中で必要な人でもある。厳しい上司、衝突の多い嫁・姑、自分とタイプの違う人、合わない人こそ人生には必要なのかも知れないと、この年になって漸くわかって来たように思う。人生という一冊の問題集が解けず、答を見出せず苦しんでいる人がいれば私は言いたいのです。人生の問題集は一生かかって解くもの、必ず答は出ると思いますよ…と。


キッズ・ベビー・マタニティ

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