2009年10月09日号

コンタクトレンズを上手に装用するには①


コンタクトレンズ(以下CL)は、さまざまな角膜障害を起こす危険性のある医療機器です。なかでもCL角膜感染症は、角膜(黒目)に病原微生物が取り付き高度の視力障害を起こし失明する怖い病気です。そうはいっても、CLを安全に使う正しい知識を身につけ自己管理を徹底すれば、それほど怖い病気ではありません。そこで、CL角膜感染症から目を守る基本についてお話しします。


   ①角膜に取り付く微生物は? 角膜感染の主役はなんと言っても結膜炎やものもらいなどの原因となる病原性細菌ですが、土壌や水たまりに生息しているアカントアメーバ角膜感染症も最近急速に増加しています。


   ②体質も角膜感染に関係する アトピー性皮膚炎で治療を受けているヒトは、CLを装用する際には特に注意が必要です。アトピー体質は結膜や角膜にも刺激を受けやすく、CLの装用により結膜炎や角膜表面にキズが出来やすい状況が整っています。結膜にはグラム陽性球菌という細菌が常在菌としてジーッと潜んでいますが通常は悪さをしません。しかし、何らかの状況、たとえばCLの長時間装用などで角膜に微細なキズができると、この常在菌が急に暴れ出し角膜感染に発展します。そこで眼のコンディションに日頃より注意を払い、痛み、充血、目やになどの症状を自覚したらCL装用を直ちに中止するなど、細かな目配りが大切です。


   ③CL取り扱いの基本 CLにはさまざまな種類がありますが、現在は2週間使い捨てCLが主流で、角膜感染症も大半がこのCL装用者に起こっています。最初にケースから取り出したCLは無菌の状態ですが、使用期間の2週間にCLを介して角膜に感染するのです。眼外から病原体を角膜に持ち込んで起こす角膜感染症は、CLケアに何らかの問題を抱えているはずです。すなわちCLの汚染、手洗いの仕方、不適切な使用、不完全な消毒法が誘因となります。


   どうすればこの感染症を防げるのかは、次回をお楽しみに。


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