2009年10月23日号

月の呼び名


空気が澄み渡って秋は月が美しい。その「月の呼び名」が多いのに驚く。呼び名が多いだけ日本人は月が好きなのだろう。


   月齢0は「新月」。「朔」(さく)とも呼ばれる。月齢2~3の細い月は「三日月」が一般的。夕方空にかかるから旧暦5日頃までの月を「夕月」と呼ぶ美しい呼び名もある。7日頃の半月「上弦の月」は、「七日月」、弓に弦を張った形から「弓張(ゆみはり)月」…。満月の2日前の月が「十三夜(じゅうさんや)」で、その少しいびつな形を日本人は愛(め)でた。満月の前日は「十四日月」とも「小望(こもち)月」とも。


   「満月」は「十五夜」(旧暦8月の十五夜が「中秋の名月」)で、「望月」とも呼ばれた。翌日の月は「十六夜月」(いざよい)。以降、「立待(たちまち)月」(月齢17)。翌日は「居(い)待月」。次に寝て待つ「臥(ふし)待月」。夜が更けて出る月齢20の月は「更(ふけ)待月」。


   真夜中に出る半月「下弦の月」の「二十三夜」や、三日月の逆になる「二十六夜」には、月光に仏様が現れるという月待ち信仰があったという。満月以降の月は夜が明けても沈まずに残るため「有明の月」とも「残月」(ざんげつ)とも。新月が近い月齢28以降は「晦日(みそか)の月」。


   10月23日は月齢4・9の「夕月」。ゆっくり空を見上げてみたい…。


上戸彩 CD

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