2009年11月06日号

デジタル化社会の危うさ!


Windows7が10月22日に新発売。新し物好きの私なので早速飛び付き、この原稿はWindows7の上で書いている。前のバージョンのWindowsVistaは様々な理由で不評のため、その前のバージョンであるWindowsXPが重宝されていたようだ。私のクリニックでもVistaを使ったパソコンがダウンしてしまい、保存されていたファイルにアクセスできなくなった。データを再生する業者に委託したが、結局、再生は不可能との結果で、過去の介護保険意見書とか診断書の復活をあきらめた。ただ、このような文書はすべて印刷保存していたので不都合は生じなかった。


   続いてレントゲン写真や内視鏡画像を保存しているパソコンもダウンしたが、幸い画像データはすべて残っており、ホッと胸をなでおろした。医師法24条にはカルテ(診療録)は5年間、画像データや心電図などの医療データは、医療法施行規則20条で2年間、保険医療機関及び保険医療療養担当者規則9条で3年間の保存を義務づけている。


   1999年に当時の厚生省は将来を見据えてデジタル化による保存を認めた。「真正性、見読性、保存性の3つの要件が確保されること」が条件。日常的に使われない言葉だが「真正性」とは「書換え、消去、混同、改竄の禁止」、「見読性」とは「直ちに書面にできること」とのようだ。


   私のクリニックではパソコンのシステム・ダウンの対策としてRAID1やRAID5システムを使用しているが、今回のトラブルでこれらの防御システムでも万全ではないことが分かった。システムがダウンした時のパニックは、データのデジタル化が進んだ医療施設ほど大きいに違いない。今回のデジタル災難に遭遇した今の私の本心を吐露すると、クリニックの全面デジタル化を主張する私に、身を挺して反対してくれた看護師長はじめ我らがスタッフに感謝!感謝!である。


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