2009年12月11日号

血圧を測って一喜一憂…血圧の上下は悪いのか?


寒くなってきましたね。自分で血圧を測っていても、なんか夏より高くなってきたような気がしませんか?高ければ、やっぱり心配ですよね。血圧が高いと脳の血管が切れるんじゃないかとか…。


   おまけに、必ず誰かがこう言います、「血圧の薬はのみ始めるとヤメられないから、のまない方がいいよ!」…これは嘘です。体質改善もされての十分な血圧低下があれば、薬を減らしたり、やめることもあります。


   ところで、自分の家で血圧が測れるようになって、まだ20年くらい。誰でも測れるようになったけれども、血圧の本当の意味を理解している人は少ないと思います。


   この50年ほどの高血圧治療普及によって、世界でも非常に多かった日本の脳卒中死亡が大幅に減少しました。


   高い血圧を下げた方がよいのは事実です。しかし、血圧の下がり過ぎに伴う、メマイ、転倒などの問題があり、特に高齢者ほど下がり過ぎによる症状が出やすいし、転べば骨折から寝たきりになってしまうケースすらあるのです。高齢者ほど脳卒中が心配なのも当然ですが、ただ下げればいいというものでもありません。


   現在の血圧治療では家庭血圧測定が非常に重要視されてきています。ところが、体調で血圧が上下するのは当たり前で、測るたびにちがう数値が出ます。おまけに不安や緊張でも上がるし、夏と冬でも違うことがあります。心配しながら緊張して測れば上がってしまったりする…。日常測っていて数値の変化が大きすぎる場合は、家庭血圧の平均点をきちんと医師が評価し、さらに24時間自動血圧計によって血圧評価をすることで睡眠中など感情の入っていない本当の血圧状況を把握することもできます。


   医師はその他にも、各自の高血圧のタイプ、メタボと関連しているか、腎臓は悪くないか、副腎ホルモンは関係ないかなどにより診断をして、各自にあった薬を調整します。自分の血圧を理解して高血圧と仲良く付き合うことが大切で、医師はそのお手伝いをします。


   新札幌駅前内科循環器 増田敦院長


   新札幌駅前内科循環器/厚別中央2条5丁目3(JR千歳線・青鮮市場横)【TEL】801―1000。


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