2009年12月18日号

セリフ


「相棒」という刑事ドラマが好きでよく見るが、見終わってなぜか変に言葉が良くなってしまったりする。水谷豊扮する杉下警部という人の口調になってしまうのですね、どこかで…。ちょっと古いけれども映画の後、男は高倉健、女は藤純子になり切ったのがぞろぞろ映画館を出てくる…と、そんな笑い話があった。どうも散歩人だけではないらしい。


   「男はつらいよ」の頃は、だからみんな寅さんになってしまっていた。男は寅さん、女はさくら…。「それを言っちゃあ、おしめぇよ」なんて口調になっちゃって、ちょっと肩をゆらして、チャリチャリと歩いていたりする。


   昔、町や村をまわる芝居や講談などの興行が、生きる情けや人の道を知る大切な手段だったという。きっと人は、子供の頃の子供同士の世界の夢や元気を一生の心の滋養にする一方で、芝居や小説や映画や漫画や…そんなものからも生きる指針や元気を貰って生きてきた。


   不器用でもジグザグでも、うれしがったり泣いたりあがいたり、ひっくり返ったりしながら、1日1日をひたすらに生きているつもりでいる。だけれど時に、自分が何をしているのかわからなくなったりする。こんな時には、映画でも芝居でも見る。「働くってのはな、(さくらの夫の)博みたいに女房のため子供のために額に汗して、真っ黒な手して働く人たちのことをいうんだよ」(「男はつらいよ」)などというセリフにジーンと来たりして、目の前の悶悶も晴れたりする…。元気が出たりする。


東方神起 CD

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